2012年7月9日月曜日

越前和紙の作り方が気軽に見学できる場所

卯立の工芸館へ行ってきました。

入館に200円です。
紙の文化博物館との共通入場券であり、高いとは思いません。
それは入館してみて思いました。

ちょうど伝統工芸士による実演が行われていて、
熟練の技と漉きながらされる冗談に「・・・・・」言葉がないです。



まずは和紙のできるまでを。



紙の原料のこうぞです。

これを煮沸し繊維だけを取り出します。



と、汚れとごみが絡んでいます。



それを丁寧に手作業で取り除きます。
これ大変。



叩いて叩いて繊維を滑らかにするのですが、
いまはほとんど機械で行うそうです。


叩いたあとがこれ。

をいよいよ水に混ぜて漉いていくのですが、



この時重要なものを入れます。



とろろあおい(黄濁葵)という植物で
根から採取した液を入れて混ぜるのです。
粘りの強い液で、さらさらの繊維をトロトロにし、
それによって液体の和紙を漉けるようにさせる役割があります。




紙の厚さを決めるのは伝統工芸士の目です。





色具合で何センチかわかるそうです。 すごいね。


ちなみに紙を漉くすだれみたいな道具、
作れるのは日本で3人だけなんですって。
リアル和風総本家のようにになってきました。




紙を重ねておいていくのですが、この時必ず


この細い糸でしきりをします。後で紙をはがす時のためです。

不思議に思ったのが、漉いた紙に圧をかけて水分を抜くんですが、
いくらしきりといっても1本の糸みたいなものを紙の上部に並べるだけです。

一体どうして紙同士がくっついてしまわないのか・・・・


それは先ほどの、とろろあおい さんの登場です。
この植物の摩訶不思議ですごいところは、粘着力がすごく
水と和紙の原料を融合させ、とろとろ滑らかにするくせに、
漉きあがった紙には、目に見えない薄ーい膜を張って
紙同士をくっつけさせないんだそうです!

「どうして発見できたのかはわからない。先人はすごいね」
と、伝統工芸士の方も話しておられました。


剥がした紙は、布のようです。
乾いたときどんなに引っ張ってもちぎれない強くて丈夫な和紙です。

破れるか割いてみたら、(紙だから割けるんですけど)
「それしたらあかんわ」
と軽く注意され、

のして乾燥させてできあがり  です。


説明の足らない箇所があるかもしれませんが、
ごくごく簡単にお話すると、和紙づくりの工程はこんな感じです。


工場見学はお断りという職人さんもおられるし、
ほんと気軽に工程を知りたい・見たいという
好奇心旺盛な方におススメな場所です。

両隣には
喫茶店や地産地消のランチ食べれる店もあるし。
近くにもオーマートさんの宅配ランチやゆいまーるさんの生パスタあるし、
ぜひ来てみてくださいね。






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