まずは、柄合わせを考えながら生地を裁断します。
麻の入った縮み地にすすきと萩の柄が入った、とっても涼しげな生地です。
3辺を縫って袋状になった生地の上にわたを重ねてゆきます。
一枚の座布団に使われるわたはこんなに!!
まず大きく、その次はちょっと小さく。
そして、生地のサイズに重ねられてゆきます。手際よく微調整されながらふんわりと。大きく広げられたわたで重ねられたわたをすっぽり包みます。
ここが要!角づくり。こちらもすいっすいっと流れるように指先をすべらせ、
ぴーんと反りあがった角がみるみるうちに現れました。
あの3枚のわたがあっという間に座布団型に!
見とれる間もなく、生地がかぶせられ、
ここで角をしっかりと生地に詰めて、
ぴーんと張った角が登場!!
残りの1辺を手縫いで纏り、
真ん中の部分と4つの角をとじて、わたを固定します。
この立ち上がった角が、手作りであることの証明。機械ではこうならないそうです。
そのまま飾っておきたくなるような佇まいですが、使って使って弾力がなくなってきた頃に、また作り直すことが出来るのも手作りわた布団のいいところ。
縁側でお茶のみ用にいかがですか?
寝具製作技能士である酒田さんは、お客様それぞれの状態に合わせた布団、枕の相談にも丁寧に対応してくださいます。
また、手作りならではの着物リメイク布団も注目ですよ!